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会長 鹿野淳一
皆さま、はじめまして。本年6月に山形県国際経済振興機構の会長を拝命いたしました鹿野でございます。微力ではありますが、県内産業の国際化・活性化の推進に誠心誠意努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
令和5年度の当機構の事業活動につきましては、令和5年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが見直され社会経済活動の正常化が進むなか、渡航によるプロモーションや海外での商談会の開催、海外からのバイヤーの招へいなど、コロナ禍以前に実施していた事業を本格的に再開し、県産品の認知度向上と取引の拡大に取り組んでまいりました。とりわけ、令和5年度は、さくらんぼの期待の新品種「やまがた紅王」が本格デビューしたことや全国新酒鑑評会で県内銘柄の金賞受賞数が第一位を獲得したことなどから、当機構としましても、県や関係機関とともに海外での県産品のプロモーションに力を入れてきたところです。
さて、昨今の社会経済情勢をみますと、本年1月の能登半島地震や4月から5月にかけて発生した高畠町及び南陽市の大規模な山林火災など、国内外を問わず大規模災害が頻発していることや、ウクライナや中東など不安定な国際情勢に加え、諸物価の高騰や記録的な円安などにより、私たちの事業活動への影響が続いており、先行きの不透明感とその長期化が懸念されるところであります。
このような諸情勢のなかにありますが、当機構としましては、本県産業の国際化を着実に推進していくため、令和6年度においても引き続き、県の「国際戦略」や、政府の「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」を踏まえるとともに、県と市町村、ジェトロやJAグループなどの関係機関・団体との連携を一層強化し、引き続き、県産品の輸出拡大と、会員の皆さまをはじめ、県内事業者の海外展開を総合的に支援してまいりたいと考えております。
皆さまにおかれましては、当機構の目的・活動をご理解のうえ、ぜひご入会いただき、当機構の情報や機能を大いに活用されるとともに、当機構の主催する各種事業等にも積極的にご参加くださいますようお願い申し上げます。
令和6年6月
一般社団法人山形県国際経済振興機構
会長 鹿野淳一